|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『キングオブキングス』は、ナムコが1988年12月9日に発売したファミリーコンピュータ用のゲームソフト。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第48弾。最大4人での同時プレイが可能なシミュレーションゲーム。開発はアトラスで、キャラクターイラスト担当は金子一馬。ソフトにN106音源チップを搭載する。 後年、プレイステーション用ソフト『ナムコアンソロジー2』に本作品がオリジナル・アレンジ版と同時収録された。 == 概要 == ゲームはあらかじめ用意された全4シナリオでコンピュータと対戦するキャンペーンモード「ルシファーとの戦い」と、自由にマップを選んでコンピュータやプレイヤーと対戦できる「マルチプレイモード」がある。 『ナムコアンソロジー2』アレンジ版でのキャンペーンモードは、FC版とはストーリーやマップなどが異なる。一方でマルチプレイモードでは、一部FC版にもあったマップが再登場している。 ; ゲームシステム : 本作品においては総大将にあたる「キング」がゲームの軸となっており、相手のキング(FCキャンペーンではルシファー)を倒すことが勝利条件となっている。そのために、プレイヤーは都市占領などで資金を調達し、ユニット(後述)とよばれるキャラクターを雇用し攻撃行動を行う(理論上は都市占領・ユニット雇用なしで勝利を収めることもできるが、非現実的である)。ユニットにはファイターやゴブリンなど複数の種類があり、同じユニットでも対戦種族によってATK(攻撃力)とDEF(守備力)が異なるため、ユニット間の"相性"を考慮して戦術を練らないと勝利は難しい。 : また、「マルチプレイモード」においては「同盟」というものが存在し、同盟国同士は互いにユニット同士の攻防は出来ないが、同盟国以外の勢力を全て倒すと勝利扱いとなる(同盟はプレイヤーが設定可能)。そのため複数人プレイの場合は同盟システムを用いたチーム戦を楽しむことも可能である。 ; 雇用システム : プレイヤーはキングのユニットを城に置くことによって、他のユニットを雇用することができる。ユニットの雇用には資金を消費するが、これは毎回自分の番が回ってくるたびに一定額の収入があり、町や城の占領によって収入を増やすことができる。キングは雇用した直後に移動・攻撃等の行動をすることも可能であるが、城を出ると雇用ができなくなる。 : FC版ではユニット選択画面でスタートボタンを押すと、ユニットごとの自己紹介文が表示されてその特性を大まかに知ることができる。またアレンジ版では、人間以外の種族の雇用を「召喚」と言い換えている。 : ; ユニット : ユニットは上記のファイター・ゴブリンのほかに、エルフやドラゴンなどファンタジーに登場するキャラクターが中心となっている。各ユニットにはレベルが設定されていて、ユニットは敵ユニットを倒すことでレベルアップする。レベルは9段階で、最低がレベル1・最高が王冠マーク。王冠マークはレベル8の1つ上の意味である。レベルが上がるとATK(攻撃力)が上昇するが基本的に守備力は変わらないため、高レベルのユニットでも相性の悪い相手からの攻撃に潰走する場合があり、このシステムが絶妙なゲームバランスを作り出している。 : 一部のユニットは最高レベルに達すると上級職へとクラスチェンジし、能力が大幅に強化される。また、魔法を使うユニットはマップ上にてさまざまな特殊効果を発生させられるが、魔法を使う前の移動はできない上にこれを使った時点で行動終了となる。 : なお、キャンペーンモードでは雇用できるユニットの種類に制限があり、先のマップへ進むごとにその種類が多くなる。 ; 戦闘システム : 戦闘は相手キャラの周囲(縦横斜め)に直接隣接することで攻撃を仕掛けることができる。戦闘はレベルや相性に関わらず、お互いのユニットが相手に1回ずつ攻撃を加えるシステムとなっている。戦闘時、攻撃側にはレベルによって攻撃補正が、守備側には地形効果によって防御補正が加えられる。ポイントとしては、攻撃を仕掛けた側が必ず先制攻撃できる上、このゲームでは部隊数によって攻撃回数が決まるため、ユニット同士の相性にもよるが攻撃を仕掛けた方が断然有利となる場合が多い。また、ユニット同士の相性が悪ければ悪いほど敵を倒したときに得られる経験値が高くなるため、こちらのATKが高いならばあえて積極的に狙っていくのもひとつの戦術と言える。 ; 移動システム : ユニットにはそれぞれ決められた移動力を備えており、進撃の際はその移動力の範囲内で移動することができるが、本作品にはZOCの概念が導入されており、敵ユニットと上下左右いずれかで隣接すると攻撃の有無を問わず停止させられるほか、アレンジ版で追加されたガーゴイル、バーバリアン、ケルベロスは更に斜め4方向もZOCの範囲となるが、ビショップとウィザードのみ敵ユニットの存在自体を無視できる。 : 地形によって消費する移動力は異なり、平地や道路では消費移動力は少なく、山や森では消費移動力が高い。もっとも、ユニット説明で後述するように、ユニットごとに地形消費移動力は大きく異なる。 : また、本作品の各ユニットはそれぞれ食料(FOOD)の数値を持っており、移動の度にこれを消費する。食料が0になると移動できなくなるが、補給手段としては町の利用やモンク系の魔法のほか、未行動でターン終了をすることで移動1回分の食料が補充される。そのため、プレイヤーは侵略の際に補給線を考慮する必要がある。なお、アレンジ版では移動中に自陣の町を通過するだけで食料を補給できるので、食料のためだけに町の上で行動終了する必要がなくなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キングオブキングス (ゲーム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|